※当クリニックは完全予約制ですので、直接ご訪問していただいても、お受けできませんのでご了承ください。
身体と同様心もトレーニングすることが必要です。当クリニックでは、アメリカ精神科医でもあるDr.石川が、新しい理論によるトレーニングを貴方と一緒に実践します。トレーニングを実践し、継続することにより、少しずつ考え方などに変化が生じます。精神的にも視野が広がり、新しい考え方などが生まれ、日常生活が、今まで以上に楽しくなります。そこには、様々なエネルギーが生まれています。
院長Dr.石川の長年の希望として、日本人及び外国人の如何を問わず、家族の中で達成できなかった、emotional growth(精神面での自立)を共に学び、研鑽して、成長を促す手助けをする事、又ストレスに打ちひしがれている個人に柔軟な身体的並びに精神的な治療をすることを目的とします。アメリカでは根本的概念として、「家族システムズ理論」を用いた治療が行われています。ここではそれに基づいたコンサルテーションを行います。
院長。Dr.石川は、日本とアメリカ両国の医師免許をもつ数少ない精神科医として、現在は東京とサンフランシスコにて活躍中です。彼女の専門性は、クライアントの精神面での向上(成長)を助けることにあります。グローバルな現代社会における家族の人間関係に関する葛藤、親子間の問題を自己の経験を鑑みて理論をとうして、また企業内活動などにおいて、人間集団の中で生じる様々な問題がストレスとなって現れる症状をクライエントと共に考えて、そこから再出発することを助けるのです。また、日本のみならず海外での豊富な医療経験から、国籍や文化を超えた人間に対する深い理解を持ち、プロフェッショナルとしての洞察に優れているため、国際結婚やカップルにおけるコンサルテーションもしております。又英語での、ベンチャー企業へのコンサルテーションや家族システムズ理論の講演も行います。
東邦大学医学部卒業後に日本における分裂病家族の研究の第一人者であった井村恒雄教授(日本大学精神科)の下で自己確立を研修した後、エール大学のFFRPの奨学金を受けてカリフォルニア大学サンフランシスコ校にて児童精神医学を学ぶ。帰国後、都立梅丘病院設立に貢献し、医長となる。その後、再度渡米し、ジョージタウン大学にて世界的に有名な家族療法家である、マレイ・ボウエン教授(Murray Bowen, 1913-1990)より「家族システムズ理論」の直接指導を受け、豊富な臨床経験を積む。米国医師国家試験のためローマリンダ大学、スタンフォード大学でレジデンシを終え、1986年、カリフォルニア州にて米国医師国家試験に合格し、サンマテオ郡精神衛生局医長となる。その後、ロサンジェルスにて開業。現在は東京とサンフランシスコにて成人、児童、家族及び企業などに対するコンサルテーションを行っている。子供や思春期の専門家でもあります。
家族やカップル、個人を対象とした精神療法において、日本の精神科医の間では、理論に裏付けされた本格的な精神療法ではなく、対症的に薬を出すだけの治療が多いという傾向があります。当クリニックでは、マレイ・ボウエン教授(Murray Bowen)の「家族システムズ理論」に裏付けされた、アメリカと日本で研鑚を積んだ熟練者による、サイコセラピーを行い、従来の代々親から伝わった固着した思考過程から、新しい自立へのラーニング・プロセスなのです。
「家族システムズ理論」に基づき、センターに来られた家族の一員が全く新しい考え方を体得するようにコンサルテーションを行います。それにより、育った家庭環境の中で伝承してきた情動による激しい感情的な自己反応形態をコントロールしていけるように学び、家族の中での自己を確立していきます。これは我々専門セラピストがお手伝いをさせて頂きます。それらの過程においてクライアントは少しずつ自分を客観的かつ距離を置いてみられるようになりますので、今まで感情で解決しようとしてきたものが理性で処理できるようになり対人関係が改善し情緒が安定していきます。そして、客観的思考を持ち以前とは全く違うより完成した人間関係が持てる自己を形成するようになります。これはご本人の新しい出発になるのです。
会社での人間関係を機能的にしていく為のコンサルテーションを行います。特に、CEOはリーダーとして責任がある立場に居るため、システムズ理論から見て大切な要です。アメリカでは理論を持った専門家を企業に入れているケースが多いのですが、日本における、産業医は問題を持った本人を外部の精神科医に委託しているため、職場の対人関係などの問題は、本人の問題として扱われ産業医の本来の任務である職場の環境整備による働きやすい環境を作ることが全く行われていません。これらコンサルテーションの背景となる専門的な理論を備え、現状対処すべき課題やシステムをどう診断するかなどの訓練が日本ではあまり行われていないと考えます。ZHCでは、企業に属する社員間の人間関係が、組織全体の問題の歪みとして症状を来しているという理論に基づき、専門的なコンサルテーションを行います。
例えば、婚前でのご相談、国際結婚での文化的な違いによる問題、子育て、親、姑などにおける家族間のエモーショナル問題など様々な問題があります。これらに関しての十分なご相談を行い、かつ同様な個人の分化(differentiation)が夫婦の間で起こる事を目的とします。
その他、子供や思春期の専門家でもあります。お気軽にご相談下さい。
(この場合は両親もご一緒に相談に来ていただきます。)
「家族システムズ理論」は、ジョージタウン大学の精神科の教授であるマレイ・ボウエン教授(Murray Bowen, 1913-1990)の理論です。彼は、第二次大戦時における人間行動と人間関係や、分裂病者(統合失調症)を含む核家族の全員をアメリカの国立精神衛生研究所にある精神科の病棟に入院させ、長期に渡って感情のあり方とそれが如何に人間関係を形成して行くかをつぶさに観察しました。この理論は、そういった研究から作り上げられた家族の人間関係論です。ボウエン氏は米国の家族精神医学会の初代の会長であり、彼の理論は、日本でも大学院の卒論などにたびたび応用されるなど、アメリカのみならず世界的に広まっている理論です。
「家族システムズ理論」の中で大事なことは個人の機能と成熟に関するところです。家族のそれぞれのユニットは、切っても切れない人間関系にあるために、お互いが言葉であるいは行動で激しく反応し合います。これを情動と呼びます。英語ではEmotionと言いますが、この情動が家族の中で塊となっている状態を Emotional 1unit と理論では理解しており、これが家族をして常に流動的に左右すると考えます。
家族のお互いのメンバーが精神的に安定しており、不安がないときは情動も平静であって各個人はそれぞれの機能を発揮することができます。しかし家族に強いストレス(例えば離婚など)が加わると、この Emotional unit は均衡が保てずお互いに激しく反応をします。症状が家族の中での弱者に出ることも見られます。
自分と他の家族との関係の中で、激しい情動をコントロールできるために、自分を客観視できるようになることは大変難しい課題です。源家族よりの精神的な独立をDifferentiationと言います、直訳は分化ということになりますがここではむしろEmotion -情動の塊から脱することで,自分を成長させるといった意味を持ちます。これは一生の仕事ですが、ここZHCではこれを課題にコンサルテーションを行います。
当クリニックでは診療のほか、土曜日(毎週)にセミナーを開催する予定です。数回にわたり特定のテーマを学習していきます。
●一般向けセミナー : 一般の方(精神・心理の専門でない方)を対象に行います。
●専門職向けセミナー : 精神・心理の専門の方を対象に行います。
精神科医師、看護師に個人的なケースの指導も、家族システムズ理論に沿って致します。
●不安とあなた
●対人関係における葛藤
●精神的な危機をいかに乗り越えるか
●家族の中のあなた
●Bilingual E/J もあります。
内容・日程等決まりましたら、当院ホームページでお知らせいたします。
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